すみ工房
●すみ工房や材料についての情報です。
●すみ工房や材料についての情報です。

すみ工房とは、簡単に言えば『炭を作る仕事をしている職業』に携わっている人たちがいる工房のことです。日本のさまざまな地域でこのような工房で炭を作り生計を立てている人たちがいます。先祖代々済み作りの仕事に携わってきた家計もあれば、脱サラなどをして、新たにすみ工房を立ち上げる人もいるようです。新たに立ち上げる人は、生活のためというより、趣味と実益を兼ねて行っている人も少なくないようです。かつては、住人ほぼ全員が炭作りで生計を立てているような集落などもありましたが、現代ではそのような場所はほぼ無くなったとみてよいでしょう。炭は、有機物を蒸し焼きにして炭化させることで得られるもので、その材料としては、木や竹を使うのが一般的です。この材料に関しては、各すみ工房が立地している場所の土地で取れるものを使うのが主になると思います。また、インターネットが普及している現在では、ホームページを使って炭の作り方のノウハウや自分たちの活動状況を伝えたり、オンラインによる手作りの炭の販売を行っていたりします。炭作り体験ができるところも多いようです。ひとえにすみ工房といっても、多種多様な形態で経営されているようです。

日本では、古くは平安時代から炭作りは行われ、利用されてきました。戦後になると、石油やガスなどへ燃料が転換することになりますが、それでも高度成長期頃までの長年に渡って、一般家庭や産業の分野で普通に用いられてきた燃料でした。昔は「薪炭(しんたん)」という単語が普通に用いられていて、薪や木炭の供給源としての「薪炭林」、厳冬地赴任での「薪炭手当」という言葉も使われていました。そして、町中には薪炭店や薪炭商がいて、日々家庭で使われる木炭、練炭類、薪などが販売されていたのです。現在においては、炭は家庭での家事などに使う燃料としての用途よりも、キャンプやバーベキューなどのレジャー用として、あるいは茶道など趣味性の分野で使われることが多くなっています。業務用としては、炭火焼であることを一種のセールスポイントとしてアピールしている飲食店での利用が多いです。炭作りは、昔はすみ工房などで手作りで行われてきましたが、時代が経つにつれて工場などで大量に生産されるようになりました。現在においては、前述したように家庭で普通に使われることが少なくなり、炭作りで生計を立てていた人たちはかなり減ってしまいましたが、まったくいなくなってしまったわけではありません。